スポーツを愛する皆さん、こんにちは。
はやすぽです。
8月10日、フランスサッカーリーグ1部(リーグ・アン)の名門、スタッド・ランスが日本代表FW中村敬斗選手を完全移籍で獲得したと発表しました。このクラブでは、同じく日本代表の伊東純也選手が昨シーズンから所属しており、紛れもなく中心選手になっています。中村選手は左サイド、伊東選手が右サイドのいずれも攻撃的な選手で、両翼を日本代表選手が担うことになります。
こうなると、「現地を訪れて、試合を見たい!」という日本の方も増えるでしょう。
昨年末にスタッド・ランスのホームスタジアムに行って、伊東選手を見てきました。
もちろんネットで情報収集して向かったのですが、ちょっと足りなかったのと、行ってみて初めて分かったこともあったので、そのあたりのお役立ち情報を書いていきます。
スタッド・ランス スタジアムへのアクセス
まず、クラブのあるランスという街は、パリの北東にあります。シャンパンが有名なようです。パリ東駅からTGVという高速鉄道に乗っておよそ45分で、最初に停車する駅です。パリからの日帰りも可能です。
ランス駅を降りると、目の前に街並みが続いています。町の中心街です。この町で一番有名な建物、大聖堂も、歩いて15分ほどで行くことができます。
スタジアムは、街の中心地から川を挟んで対岸にあります。従って、橋を渡らなければなりません。しかし、車でなければ行けないところもあり、なかなか難しいのです。
スタッド・ランス 駅からスタジアムへの地図
中心街から歩いても、25分ほどでスタジアムに着くことができます。試合観戦で行くなら、許容範囲ではないでしょうか。もちろん安全を考えて、タクシーなどを利用するのも検討してください。
ここで一つ注意点があります。私は試合当日、スタジアムに一番近い橋、Av.du General de Gaualle (ジェネラル・ド・ゴール通り)の橋を渡ろうとしていました。グーグルマップで最短距離と出ていたので。しかし、この橋は試合の数時間前から通行止めになります。車でも、歩きでも渡ることができません。かなり焦りました。
その場に立っていた警察官が指差す、南の方に歩いて、Av. Paul Marchandeau(ポール・マルシャンドー通り)にあるPont de Veniseという橋を渡り、スタジアムを右手に見ながら、近づくことができました。
結果として、スタジアムに隣接する遊園地や公園の様子を見ることができたので、収穫はあったのですが。
ちなみに、試合後は、ジェネラル・ド・ゴール通りの橋を歩いて渡ることができます。観戦を終えた人の流れに乗っていって下さい。車は、まだ通行止めが続いていたました。
スタッド・ランス チケット受け取りの窓口
クラブのホームページからチケットを事前に予約することができます。Google翻訳でフランス語を日本語や英語にすると、うっすらわかるようになります。
私が行った時は予約はオンライン上で行い、紙のチケットをスタジアムの窓口で受け取る形でした。
スマートフォンに届いたメールを見せると、出してもらえます。窓口のおばさんに何か話しかけられたのですが、フランス語がわからなかったので、「んっ?」という顔すると、「イトー、イトー」と言われたので、笑顔でうなづきました。
スタッド・ランス スタジアムの案内図
上の案内図を解説します。GERMAINとある方がメインスタンド、MEANOとある方がバックスタンド。予約したチケットの受け取り場所はスタジアムの左下の外(切符のようなピンク色のアイコン)にあります。グッズ売り場はカートのアイコンで表示されています
スタッド・ランス グッズショップは小さい
スタジアムの外側にクラブのグッズ売り場があります。ただし、狭い店で、列ができて入場制限をしています。グッズのバリエーションも、そんなに多くありませんでした。
試合前の時間を避けて訪れた方が楽かもしれません。ちなみに、街中にもクラブ公式ショップが一軒あります。
スタッド・ランス スタジアムは、サイドの選手が見やすい
オーグスト・ドローヌ・スタジアムは、コンパクトなサッカー専用スタジアム。収容人数は2万519人。ピッチが近く、サイドの選手は非常に見やすいです。スタンドが急角度すぎて、お年寄りが階段を上がるのに苦労していたほど。手すりもありません。
伊東選手は、まさに攻撃の中心といった存在感を見せていました。カウンターでボールを受けると、スタンドから期待を込めた歓声が湧き上がりました。走る、ドリブルで相手をかわす、その後に、スルーパスを出す、クロスを上げるなど、ゴールに直結する決定的な仕事をするのです。
私が座っていたのはバックスタンド側だったので、後半に入ると右サイドでプレーする伊東選手が良く見えました。今季から加入した中村選手は左サイドの選手なので、今は、前後半とも日本選手のプレーが見やすいことになりそうです。30倍ズームのカメラで、顔がわかる写真も撮れました。
伊東純也、中村敬斗選手は、スタッド・ランスのホームスタジアムで見よう
ゴール裏にいるサポーターもじっくり見ている感じでした。歌を歌ったり、太鼓をドンドン叩いたりしていません。得点が入った後であるとか、試合の流れ上、後押しする時に歌っていたようです。そんなに危険な感じはせず、わりと日本のスタジアムに近いような雰囲気でした。
つまり、このクラブでプレーする伊東選手、中村選手を生で見たいと思ったら、アウェーではなく、このホームスタジアムで見ることをおすすめします。
こういう場面に立ち会えること、心が動かされること。
スポーツの魅力を見つける旅は続きます。