ダルビッシュ有選手がエース格、そしてリリーフ陣に松井裕樹選手が加わったサンディエゴ・パドレス。先日の2024シーズン、大リーグ韓国シリーズでも注目を集めました。
2017年にサンディエゴまで試合を見に行ったことを思い出しまして、その時の写真やメモを見返すと、今でも役に立ちそうなことが色々あったのでまとめてみました。
特にスタジアムツアーは、グラウンドレベルに降りたり、球場の裏側を見ることができて、とてもいい印象が残っています。ただし、今はツアーの内容も変わっているかと思いますので、実際に行かれる方は、ご注意ください。
ペトコパークへのアクセス
ペトコパークは、サンディエゴのダウンタウンの南の端、コンベンションセンターの近くにあります。サンディエゴのダウンタウンは小さいので、そこにある様々なホテルから徒歩で行くことができます。その間の街の雰囲気も、レストランやバーがいくつもあって、夜でも明るい感じがしていました。
また、街の中は海側に路面電車が走っています。ガスランプクオーター駅から5分ぐらい歩くと、球場に着きます。
大リーグのスタジアム中でも、アクセスは非常にしやすいところにあると言えます。
ペトコパークのアイコンは、れんが造りのビル
全景写真で見るとわかりますが、この球場にはレフトのボールがありません。代わりに、”Western Metal Supply Co.”と書かれた古いれんが造りのビルがあります。
このビルは1909年に建設され、1978年にサンディエゴの歴史的建造物に指定されたそうです。この古いビルを活かすことを出発点にして、2004年にこの球場は完成しました。街づくりの一環として野球場があることが、わかります
この古い建物の近くから、スタジアムツアーはスタートしました。
ペトコパーク スイートルームの写真
私が訪れた当時は、高級車レクサスのスポンサーがついていたスイートルームの中に入ることができました。
リッチな方々の社交の場です。料理が楽しめるエリアには、過去の名選手の絵が飾られています。また、バッティング練習場が覗ける仕掛けもありました。
ペトコパークのベンチ
試合中に選手が座るダッグアウト、ベンチの中もじっくり見ることができました。長い木製のベンチです。連絡用の電話が三つ付いています。この球場は南カリフォルニアの気候も相まって、ベンチからの眺めがとても開放的でした。選手たちも気持ちよくプレーできるでしょう。
ペトコパーク スタンドの写真
ベンチのすぐ横に客席があります。スタンドの傾斜は結構、急で見下ろす感じです。つまり、グラウンドとの距離が近いです。
ペトコパークには、公園がある
記者席から球場全体を見渡すと、ライトのスタンドの後ろの方に芝生が広がっているのが分かります。
スタジアムツアーに参加した翌日、試合をやっている時にもう一度訪れると、この緑の丘にはチケットがなくても入ることができ、球場の中をのぞくことができます。
また、バックスクリーンの後方には、子供が遊べる小さな球場もありました。外野はダウンタウンの中心地と隣接していて、街との境界を敢えて曖昧にしているところが、球場のデザインとして非常によく考えられていると思いました。
ペトコは、ペット関連用品を売っている会社です。それだけに、球場にも犬が入れる場所がありました。
左中間スタンドには子供が遊べる砂場もありました。サンディエゴと言えば、ビーチですから。
野球場は英語でボールパークと言いますが、この球場はまさに「パーク」という感じがしました。
レンガ造りの古いビルの中は
ツアーの一環で、最初に説明しましたレフトのポールの代わりに立っている古いビルの中に入ることもできました。改装されて、楽しめる施設になっています。1階はチームのグッズショップ、4階はビアレストランで、屋上からも試合を見ながらお酒を楽しめます。
ペトコパークは、外周を一周しよう
球場の中は通路が広くて歩きやすく、試合も見やすいです。加えて、試合が始まる前に早く来て、スタジアムの周りを一周すると楽しめるポイントが非常にたくさんある球場です。殿堂入りした選手のレリーフもじっく読むと面白いです