バスケットボール 試合

子どもと一緒にバスケ観戦! 有明アリーナで親子が楽しめる理由とは?

このブログでは、積極的に新しいスポーツ施設を紹介していますが、2020東京オリンピック・パラリンピックをきっかけに建設されたものも忘れてはいけません。
その中で、わりとよく使われているのが、有明アリーナではないでしょうか。スポーツイベントだけではなく、有名なアーティストのコンサートが行われたといった話も聞きます。2019年に竣工しましたが、オリパラの後、本格的に開業したのは2022年8月からになります。

今回、そちらを本拠地としているバスケットボールB3の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)の試合を見に行きました。このクラブは、複数の会場をホームとして使っており、有明アリーナでもサブアリーナを使っていることもあります。試合を見に行く時には、有明アリーナのメインで行われてる日程を調べていくと、体験できる価値がぐっと上がります。

有明アリーナへのアクセス

ゆりかもめの「有明テニスの森駅」もしくは「新豊洲駅」から、徒歩で約8分かかります。ゆりかもめは、新宿、渋谷、銀座などからはやや乗りにくいので、私のおすすめは、都営バスの「都05-2」で行く方法です。東京駅から出発してお台場にある東京ビッグサイトに行く路線で、途中、有楽町、銀座、勝どき駅の近くを通っていきます。「有明小中学校前」というバス停で降りると、有明アリーナのすぐ目の前に着きます。バス料金は210円で、乗る時に払います。全国の交通系ICカードが使えます。

ただし、このバスは、東京ビッグサイトや有明コロシアムで人気の高いイベントがあると、満員で乗れないことがあります。東京駅になるべく近いバス停で乗るよう、注意してください。銀座を通るので、外国人旅行者もよく乗っています。なお、有明アリーナ周辺は倉庫や高層マンションが多く、コンビニは近くにありません。

有明アリーナの周辺には、広々としたスペース キッチンカーも

有明アリーナの周囲にはたくさんの人が歩いても充分なスペースが広がっています。入口は水辺に面した北側の2階にあります。こちら側の建物の外に、キッチンカーが並んでいました。

そして、風景を見ながら座って食べられるベンチもたくさんあります。風が吹く場所なので、真冬だとちょっと我慢しないといけません。暖かい時期なら、すごく気持ちいいはずです。

座れるスペースが多い

有明アリーナ コンコース グッズ売り場

建物の中に入ると、コンコースも広いです。子どもと手を繋いで歩いても、余裕があります。TUBCのグッズ売り場は、正面入り口から右手に回ったところにありました。コンコースは一回りすることが可能で、飲食を販売しているカウンターも複数あるので、あまり並ばなくても買うことができます。

有明アリーナ 子どもの遊び場

場内は、親子で来ている人たちの姿が目立ちました。コンコースには、おもちゃが用意してあるキッズスペースもあれば、ぬりえを楽しめるコーナーもありました。一階に下りると、サブアリーナの中で、さまざまなスポーツを体験できます。クライミング、スケートボード、バスケットボール、車椅子バスケットボールの体験もできるようになっていました。試合前は場内をうさぎのマスコット、ユナイトが歩き回っており、一緒に写真を撮ったり、ハイタッチしてもらえたりします。

子どもといっても、幅広い年齢層に対応できるぐらい、いろいろと揃っています。大きな建物だからこそできることだと思いました。お子さんを連れて行く方は、早めに着いて、いろいろと体験してみるとと良いと思いました。また、子どもが試合に飽きてしまった場合にも、こうしたスペースを活用できます。

スポーツの体験コーナーが多数

周囲のタワーマンションなどに、家族がたくさん住んでいるようです。実際、歩いて会場に来ている人、会場から帰る人も少なくありませんでした。

東京ユナイテッドバスケットボールクラブ 場内案内図

有明アリーナの照明や音響 最新設備の恩恵

まだできて数年の施設だけに、備え付けのスクリーン、照明、音響のシステムが新しいです。これらが、演出に大きく貢献しています。
天井から吊るされたスクリーンには、さまざまな情報が映し出されます。試合のデータ的なものはあまり映さず、3台のフロアカメラを使って、コート上やスタンドの様子を多く映していました。一生懸命応援している人にカメラは向いていました。
ホームチームに点が入ると、天井のLEDライトが点滅していました。コンサート会場に選ばれるくらいの音響設備ですから、ダンスチームが踊る時の音楽や試合中のBGM、応援を呼びかける声も非常に聞き取りやすかったです。場内に無料のWiFiサービスがあるのも、最新設備ならではの特徴です。
場内は黒を基調としていて、TUBCのチームカラーの一つも黒で、場内の雰囲気とマッチしています。スクリーン上に出す以外は、スポンサーの表示も控えめでした。したがって、コート上で行われていることに視線が集中しやすい環境と言えます。

東京ユナイテッドバスケットボールクラブ 応援 マスコット

応援練習が試合前にありましたが、ちょっと振り付けのパターンが多く覚えきれないと感じました。ユナイトダンサーズは男性2人、女性8人で構成されており、彼らの動きを子どもたちもまねすることで、応援を楽しんでいました。マスコットが一緒に出てくることもありました。

試合の終盤になると、手拍子や「ディーフェンス」と叫ぶ単純な応援によって一体感がつくられていました。フリースローのちょっと静かになる時間には、子どもたちの「頑張れ!」という声が場内に響いていました。わりと珍しいことかもしれません。

東京ユナイテッドバスケットボールクラブは、江東区で地域密着

東京といっても広いですし、プロ野球、プロサッカークラブもあって、プロのバスケットボールチームだけでも複数存在します。その中で、2022年にBリーグに参入したTUBCは、江東区に地域密着している感じです。この日は深川おどりのパフォーマンスがありましたし、スターティングファイブの発表の時の動画には、深川神社やビッグサイトなどの映像が映っており、地域を紹介していました。

深川おどりと異色のコラボ。江東区繋がりです。

有明アリーナ 周辺はタワーマンションが多い

また、会場の外にいくつものタワーマンションが見えるように、ここ10年ほどで急速に人口が増えた新興住宅街です。2020東京オリパラをきっかけに開発されたこの地域を結ぶ存在、「つながり」を目指しています。だからこそ、この地域に多く住んでいる若い家族、特に子どもたちをメインのファンとして受け入れようとしているのではないでしょうか。全国的なイベントが年に何度も行われる有明アリーナと言えども、リーグ戦の本拠地として使われるのは、現時点では、このクラブだけです。有明アリーナの収容人員は、約15000人もあります。2023-24シーズンが始まった第2節で10358人とリーグ最多入場者数を更新した底力があるだけに、この恵まれた施設と共にどのように発展をしていくのかが楽しみです。

近くには高層マンションが立ち並ぶ

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