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韓国プロサッカー、Kリーグを見るならどこ? 実際に7試合を回って選んだ、おすすめスタジアムランキング

サッカーワールドカップの余韻も残る2026年7月下旬、初めて韓国のKリーグを観戦してきました。日本のJリーグは開幕前でしたが、韓国では中断されていたシーズンがちょうど再開。せっかくならできるだけ多く見ようと、平日開催の多い週を狙い、10日間でKリーグ1部・2部の7試合を回りました。

行ってみると、スタジアムの雰囲気や演出、ファンの楽しみ方はそれぞれ違っていて、どの会場にも面白いところがありました。
私自身、出発前にはかなり検索して下調べをしました。チケットの買い方やアクセスは分かるのですが、「実際に行くなら、どのスタジアムがおすすめ?」「それぞれ何が面白い?」という情報は意外と見つかりません。

そこで今回は、実際に足を運んだ7つのスタジアムを、アクセス、試合の見やすさ、スタジアムの雰囲気、試合前後の楽しさ、旅としての楽しさ、という5つの視点から紹介します。

あくまで2026年7月に私が観戦した7試合での体験をもとにした個人的なランキングです。スケジュールが合わず、行きたくても行けなかったスタジアムもあります。対戦カードや天候、イベント内容などによっても印象は変わりますので、「Kリーグを見に行ってみたい」という方の参考として楽しんでもらえたらと思います。

評価ポイントは以下の5つです。

評価項目見るポイント
①アクセス駅からの距離、中心街からの行きやすさ、旅行者でも迷いにくいか
②試合の見やすさピッチとの距離、スタンドの傾斜、専用/陸上競技場など
③スタジアムの雰囲気応援の迫力、音の響き、景観、演出、観客の熱量
④試合前後の楽しさグルメ、イベント、体験コーナー、グッズショップなど
⑤周辺・街の楽しさ街歩きや観光と組み合わせられるか、その場所まで行く面白さ

それでは、カウントダウン、スタート!

7位 富川総合運動場 クラブ:富川FC1955

「駅を出たらすぐ。観戦に必要なものがコンパクトに揃う」

こんな人におすすめ:アクセス重視で、Kリーグを体験したい人

①アクセス |◎

②試合の見やすさ|○

③スタジアムの雰囲気 |△

④試合前後の楽しさ|○

⑤周辺・街の楽しさ|△

ソウル市の西側に隣接する富川(プチョン)市の総合運動場の中にあります。アクセスはソウル市内から地下鉄7号線と西海線が乗り入れる「富川総合運動場駅」の2番出口からすぐ。迷うことがありません。金浦空港にもかなり近いです。

2001年に完成した陸上トラック付き競技場で、通常のスタンドからはピッチまで距離があります。ただし、ホームゴール裏とバックスタンド側にはトラック部分に大きな仮設スタンドが設けられ、ここからならかなり近く感じます。

ゴール裏のサポーターはそんなに多くありませんが、団結して声を出しています。試合前から、場内MCがラジオ風の音楽とトークでおしゃれな雰囲気を作ります。チーム紹介映像も洗練されたもの。ただ、さすがにスタジアムの大きさに比べて観客数が少なく、盛り上がりには欠けます。

スタジアムの外が、コンパクトでインパクト。スタジアムの外壁部分に、常設のグッズショップ、飲食店、セブンイレブンがあります。その前には、さらに、ステーキやジャンボ焼き鳥などのおしゃれなキッチンカーが並び、選べる楽しみがあります。テーブルと椅子も用意され、ゆっくり食べられます。

周辺を含めて半日遊ぶタイプのスタジアムではありませんが、駅からすぐで、飲食やグッズ購入も狭いエリアで完結します。「韓国旅行の予定にKリーグ観戦を一つ入れてみたい」という人には、足を運びやすいスタジアムです。

6位 木洞総合運動場 クラブ:ソウルイーランドFC

「試合の前後も楽しい。ソウル旅行に組み込みやすいスタジアム」

こんな人におすすめ:ソウル旅行の中で気軽に観戦したい人

①アクセス |〇

②試合の見やすさ|△

③スタジアムの雰囲気 |△

④試合前後の楽しさ|〇

⑤周辺・街の楽しさ|◎

ソウル市中心部から少し西側に離れた、金浦空港と永登浦の間にあるスタジアム。ソウル中心部からも40分ほど地下鉄に乗れば着きます。地下鉄5号線オモッキョ駅から川沿いに15分ほど歩くと、野球場やアイスアリーナと並んで競技場が見えてきます。道中もバナーが出ていて、ゲートまであり、観戦気分が高まります。

2026年にメインスタンドが改装されたばかりで、外壁のデザインもチームカラーでグッド。フォトスポットを兼ねています。

5台のキッチンカーが並び、カフェが人気でした。ドラム缶をテーブル代わりにした立食ゾーンも設けられています。アクセサリーなどを売るフリーマーケットのようなテントも並びます。隣接するフットサルコードでは、子どもたちのサッカースクールが行われ、それを眺めるのが良い時間になりました。常設のグッズショップは、バックスタンドの外側(外周部)にあるので、気付きにくいですが、かっこいいグッズからマスコットのかわいい系まで揃っているので、見逃さないように。

陸上トラックでピッチと距離が離れているということもありますが、ゴール裏のサポーターは比較的おとなしく、代わりに存在感を発揮していたのが場内MC。試合前にチアが出て、応援練習までしていました。サッカーで、これをやっているのは珍しいです。試合中も MC が声をかけて3パターンほどある定番の応援のどれをやるかを指示、ゴール裏のサポーターもそれに合わせていました。

地下鉄駅周辺は高層マンションが並びます。現代百貨店があり、その地下のフードコートもおしゃれな雰囲気で、試合前後の飲食をするのも楽しい。駅周辺には、多彩な飲食店も密集しています。

サッカー専用スタジアムのような見やすさや応援の迫力はありませんが、ソウル中心部から近く、試合前後の食事にも困りません。韓国旅行で「せっかくだから、サッカーも見てみよう」という人には、気軽に組み込みやすいスタジアムです。

5位 昌原サッカーセンター クラブ:慶南FC

「余計なものはいらない。じっくり味わう『濃いサッカー体験』」

こんな人におすすめ:ローカルなKリーグを味わいたい人

①アクセス |△

②試合の見やすさ|◎

③スタジアムの雰囲気 |〇

④試合前後の楽しさ|△

⑤周辺・街の楽しさ|△

釜山の西、高速バスで50分程度のところにある昌原市。合宿もできるようなサッカーセンターのメインスタジアムが、試合会場として使われています。街の中心部からはバスで20分ほどですが、本数は少ないです。最短ルートで10分足らずで着くタクシー利用がお勧め。KTXの昌原中央駅や高速バスターミナルからもタクシー移動が良いです。

スタジアムは、小高い丘を四角く掘ったような形。サッカー専用、さらにスタンドの傾斜が急なので、非常に見やすいです。スタンドの最上部が通路になっていて、初めて訪れても動きやすかったです。このスタジアムの最大の魅力は、このサッカーに集中できる環境です。

スタジアムの前が、ストリートスポーツ用のスペースで、そこが試合前の子どもの遊び場として使われています。ボールを蹴るゲームがいろいろありました。来場者もそんなに多くなく、ゆったりとした空気が流れています。

周辺にコンビニや飲食店はありません。ピザなどのデリバリーをスタジアムに呼ぶ地元の人もいました。食事は予め済ませておく、もしくは食べ物を買ってから来るのがよいでしょう。場外に4台のキッチンカーが並んでいましたが、あまりにぎわっていませんでした。場内にセブンイレブンの売店があって、そこではカップ麺、ビール、スナック菓子、アイスなどが買えます。

試合前に、選手やチームに関するクイズが出て、スクリーンに映った人が番号で答える形式。子供がよく映されていました。場内MCや演出は控えめな感じ。スタジアムの構造上、サポーターの声がよく響きます。ゴールすると、スタジアムのLEDの照明が点滅するのが面白かったです。

派手なイベントやグルメが充実しているわけではありません。でも、場外のアトラクションも、場内のクイズもサッカーに徹しています。専用スタジアムならではの見やすさも加わって、ここで味わえるのは「濃いサッカー体験」。ローカルなKリーグをじっくり楽しみたい人には、おすすめしたいスタジアムです。

4位 蔚山文殊サッカー競技場 クラブ:蔚山HD FC

「行くのは大変。でも着いたら、充実の4時間」

こんな人におすすめ:試合前からKリーグを一日楽しみたい家族連れ

①アクセス |△

②試合の見やすさ|◎

③スタジアムの雰囲気 |◎

④試合前後の楽しさ|◎

⑤周辺・街の楽しさ|△

釜山の北東にある工業都市、蔚山。釜山からは、ナイトゲームでも日帰り可能圏内です。スタジアムの近くのバス停に止まる高速バスだと50分。KTXで20分で蔚山駅に着き、そこからスタジアムまでは、バスやタクシーで20分かかります。市の中心部からもバスやタクシーで20分。

市の郊外にある広い総合運動公園の中のメインの建物がこちらです。周りにショッピングモールや飲食店の賑わいは全くありません。しかし、2002年サッカーワールドカップを前に完成し、4万4000人収容という大きさながらサッカー専用で、陸上トラックがないため、スタンド上段から見下ろす形でもピッチが見やすいです。

スタジアムの周りが広々としていて、場外イベントの充実ぶりには、目を見張るものがありました。フォトスポットがあり、子供向けの体験コーナーも、水鉄砲で遊んだり、塗り絵が楽しめたりとバリエーションに富んでいました。そして、子どもを乗せた電動式の列車がスタジアムの外をぐるりと一周していました。

大人たちは、選手のサイン会に長い行列をつくっていました。場外のイベントステージでは、サッカーの国イタリアを思い出させるオペラの歌唱が行われていました。それが終わった後には、学生のマーチングバンドの行進も。試合が始まる前から、賑わいを作り続けています。

賑わっているのはホームのゴール裏の場外と、バックスタンドの外側なのですが、メインスタンドに回るのを忘れてはいけません。コンコースは、2002年ワールドカップのメモリアルホールとなっていて、貴重な写真も飾られていました。2002年大会の3試合が行われたほか、ブラジルなどがこの街でキャンプを行っていました。

場内のコンコースには、ピザやフライドチキンなどチェーン店の飲食店がいくつか入っていました。オペレーションはスムーズで、行列はできていませんでした。また、仮設のグッズ売り場はわりと広く、バックスタンド側にあります。

キックオフの瞬間、バックスタンド前から突然花火が上がって驚きました。さらにホームゴール裏の前には、水鉄砲のバズーカが5台ほど。こちらも何の前触れもなく発射されます。こんな演出は初めて見ました。強豪チームだけに、ゴール裏のサポーターは迫力があります。

私が行ったのは平日の夜だったにも関わらず、場内外とも大いににぎわっていました。大きなスタジアムだけに歩き回るのに時間がかかりますが、ブースやイベントが多く、子どもと一緒でも長い時間、過ごせます。行くのは簡単ではありませんが、着いてみたら、充実の4時間を過ごすことができるスタジアムです。

3位 ソウルワールドカップ競技場 クラブ: FCソウル

「万人規模の大きなお祭り。『一見さんに親切』な巨大スタジアム」

こんな人におすすめ:初めてKリーグを見る人

①アクセス |◎

②試合の見やすさ|○

③スタジアムの雰囲気 |◎

④試合前後の楽しさ|◎

⑤周辺・街の楽しさ|○

2002年ワールドカップのために建設された、6万人を超える収容人数を誇る韓国最大のサッカー専用スタジアムです。ソウル駅から約30分で着く、地下鉄6号線「ワールドカップ競技場」駅から徒歩5分とアクセス抜群。

駅から上がると、広大な広場に、イベントブースやキッチンカーがずらりと並んでいて、テーブルに座って飲食を楽しむ人たちの姿が目に入ります。そのスケールに圧倒されます。スタジアムを見上げる場所や、巨大な階段の上からこの広場を見渡すと、映える写真が撮れます。

キッチンカーの台数が多すぎて、何を食べようか迷ってしまうほど。自分のスマホで注文・決済することができ、できあがると呼び出しのメッセージが来ます。グッズ売り場は常設の建物と仮設のテントの二カ所ありますが、どちらも長い行列ができていました。

イベントスペースはスタジアムの北側に集中していて気づきにくいのですが、スタジアムの南側には、常設の施設が集まっています。ディスカウントストア、スポーツセンター兼温浴施設、コンベンションセンターなどがあり、映画館の中のフードコートやゲームセンターで、屋内で涼しく、試合前の時間を過ごす人たちも多くいました。

チケットカウンターの数が多いのに加えて、外国人向けに英語で案内してくれるスタッフもいました。座席表を見ながら購入でき、海外発行のクレジットカードも使えました。だから、観光のつもりで来たとしても、大丈夫。「一見さんに親切な」スタジアムです。場内イベントのタイトルには英語も使われ、特別なグッズを持っていなくても、その場で参加できるイベントがいくつもありました。「何をすればいいの?」と戸惑うことが少ないのも、初めて訪れる人にはうれしいところです。

スタンドはほとんどが屋根に覆われているため、雨の日でも心配なし。ゴール裏にいるサポーターの数が多いから、応援に迫力が感じられます。

万単位の人が集まるため、どこへ行っても混雑していることと、スタジアムが大きすぎて座席によってはピッチが遠く感じられることは欠点です。それでも、圧倒的なスケール感とお祭りのような賑わいは大きな魅力。サッカーに詳しくなくても、初めてでも、外国人でも楽しみやすい。「韓国へ行くなら、一度、サッカーも見てみようかな」という人には、まずおすすめしたいスタジアムです。ソウル観光の夜のアクティビティに加えてみるのもいいと思います。

2位 仁川サッカー競技場 クラブ: 仁川ユナイテッドFC

「駅から近い。ピッチも近い。『声』まで近い」

こんな人におすすめ:コンパクトな専用スタジアムでサッカーを感じたい人

①アクセス |◎

②試合の見やすさ|◎

③スタジアムの雰囲気 |◎

④試合前後の楽しさ|◎

⑤周辺・街の楽しさ|○

国際空港のある仁川市。ソウルの中心部からは1時間ほどかかりますが、地下鉄1号線「トウォン駅」を出ると、道路の向こうにはもう、スタジアムの屋根が見えます。駅とスタジアムの間の広場では、子どもたちが体験コーナーで遊び、その右側にはクラブの歴史や選手を紹介するモニュメントも。そしてさらに進むと、突然、眼下に緑のピッチが現れます。駅を出た瞬間から、もうスタジアム体験が始まっています。

住宅街ではあるのですが、このスタジアムを中心に据えて、周辺がつくられている「街中スタジアム」。カフェ、ハンバーガー、韓国料理と飲食店がいくつも見られます。

スタジアムを見下ろす位置から右手に行くと、常設のグッズショップやメインスタンドの方へ。左手に行くと、キッチンカーが並ぶエリア、そしてバックスタンドになります。

大型のキッチンカーが数多く並び、グルメスタジアムの様相でした。焼きそば、たこ焼き、ジャンボ焼き鳥も人気でした。バックスタンド側の端、スタジアムを見下ろせる位置に試合中も入れるレストランまでありました。ゆっくり食事を楽しみながら、サッカーも見られます。

サッカー専用スタジアムの中でも、とりわけピッチが近いです。最前列は、手を伸ばせば、選手に届きそうなほどピッチが近く感じられます。特にバックスタンドは、選手の声も聞こえて、臨場感あふれる観戦を楽しめます。そんな贅沢な環境なのに、チケット代は高くありません。試合中、屋根のない北側をふと眺めると、夕暮れの空が美しく見えました。

南側がホームのサポーターの集まるゴール裏ですが、一層のスタンドで声がまとまり、迫力があります。メインやバックスタンドの観客の反応の声もよく響きます。だからなのか、MCによる盛り上げは少なく、案内以外のことはほとんどしません。

ゴール裏から響くサポーターの応援歌。メイン、バックスタンドから上がる歓声やため息。そして、すぐそばのピッチから聞こえる選手の声。それぞれがスタジアムの中で混ざり合います。大型ビジョンやMCによる派手な演出ではなく、人が発する音そのものが雰囲気をつくっている。「声を楽しむスタジアム」と言えそうです。

巨大スタジアムの華やかさはありません。でも、駅を降りてからスタジアムへ向かうワクワク感、充実した場外、ピッチの近さ、そしてスタジアムに響くさまざまな「声」。サッカーを近くで感じるという意味では、今回訪れた7会場の中でもトップクラスでした。

1位 大邱iMバンク・パーク クラブ:大邱FC

「街歩きの続きにサッカーがある。旅したくなるスタジアム」

こんな人におすすめ:街歩きもサッカーも満喫したい人

①アクセス |◎

②試合の見やすさ|◎

③スタジアムの雰囲気 |◎

④試合前後の楽しさ|◎

⑤周辺・街の楽しさ|◎

釜山から鉄道やバスで約1時間の都市、大邱。2019年にできた新しいサッカー専用スタジアムが、大邱iMバンク・パークです。今回訪れた7会場の中でも、「街中スタジアム」という言葉が最もしっくりくる場所でした。

他都市からの鉄道と市内地下鉄が乗り入れる大邱駅から、徒歩で15分ほど。東城路通りという街の中心地からも、バスで10分ほどでスタジアムの目の前のバス停に着きます。本数も多いので、帰りもそれほど混雑しません。

スタジアムの周囲は、高層マンションが立ち、オフィスや飲食店も並びます。観戦前に、腹ごしらえできる店も多くあります。ただ、それよりも、ぐるりと一周できる外壁部分が、このスタジアムの大きな魅力です。南側のホームゴール裏周辺にはブースが並び、イベントもこの辺りで行われています。そして、スタンドに上がる前に、飲食店がズラリと並んでいることに気づきます。ホットドッグ、フライドチキン、居酒屋があります。

そこを起点に右回り、バックスタンドの方へ進んでもお店が続きます。コンビニ、麺の店、おしゃれな大型カフェと並んで、大きなグッズショップがあります。白を基調とした明るい店内で、パステルカラーのユニフォームにもわくわくしますが、他のアパレルも充実しています。マスコットのかわいいグッズも多数取り揃えていました。今回訪れた7カ所の中では、品ぞろえが最も充実していると感じました。

さらに進むと、しゃぶしゃぶやピザのお店も賑わっています。飲食店以外にも、カプセルトイのコーナー、仮装グッズもそろえた大型のプリクラ施設があり、若者が楽しんでいました。どこまでが街で、どこからがスタジアムなのか。その境目を感じさせないところが、この場所の面白さです。

新しいスタジアムだけに、場内も動きやすく、表示も分かりやすい。スタンドの傾斜も急で前の席の人が気になりません。ピッチ上の選手もよく見えます。屋根はやや小さいのですが、スタンドから眺める、屋根の向こう側の風景が意外と良かったです。

サポーターがゴール裏を埋め尽くして、統率が取れて、全体の応援をリードします。その応援に加わる若者や家族連れは、レジャー感覚で気軽に楽しんでいる雰囲気が良かったです。淡い色合いのユニフォームは、家族や友人と観戦を楽しむためのファッションにも見えました。チャンスになると、スタンドで足を踏み鳴らします。ゴールが決まると、MCの問いに、スタンドが答えるコールアンドレスポンス方式。誰でも応援に加われるのが楽しいです。

試合後は、パステルカラーのユニフォームを着た若者たちが、そのまま街へと繰り出していきます。試合翌日に気づいたのですが、大邱の街はコンパクトで、見どころも、グルメも中心地に固まっています。有名な観光地と言うわけではありませんが、ソウルほど混み合っておらず、韓国らしい食事やカフェ、お買い物などを楽しむことができます。

大邱iMバンク・パークの魅力は、スタジアムに留まりません。街を歩き、飲食やショッピングを楽しみ、その延長でサッカーを見て、試合が終わればまた街へ戻っていく。その一日全部が楽しい体験になります。

スタジアムの見やすさ、応援の迫力、グルメやグッズ、アクセス、そして街歩き。これぞ、「スポーツを見る旅」ではないでしょうか。今回の旅で、一番「これ、いいね」と感じた場所でした。

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